リングのサイズお直し

地金を挟んでロウ付け加工

ホワイトゴールドリングのサイズを大きくお直しするご依頼を頂き、お預かり品を加工前に確認してみると、すでに一度サイズを大きくした痕跡がありました。

元のサイズ直し地金の横に追加地金を挟んでサイズを大きくすると、ロウ付け個所が3個所になり良い状態ではありません。

また低融点のロウが使用されていた場合には今回の加工に支障が出てきますので、過去のロウ目位置でカットして、新たに大きなホワイトゴールド地金を挟んでリングサイズを大きくします。

5サイズ大きくするご注文の場合、古い3サイズ分をカットして取り去り、合計8サイズ分の新地金を挟んでサイズ直し加工しても、岡田彫金工房では5サイズ分の料金で加工するサービスを続けています。

ロウ付け個所が少なく、丈夫で美しいサイズお直しが出来ました。

ロジウム仕上げも施してあります。

形見の南洋真珠をリメイク

プラチナ南洋真珠リングをペンダントに

形見の南洋真珠の指輪を、デザインそのままにペンダントトップにリメイクするご依頼を頂いています。

まずは南洋真珠を外して、構造を確認します。

手作りのプラチナ指輪ですので、細かい唐草模様などのパーツも全部ロウ付けでくっ付けてあります。

リングの肩の辺りからどのように腕部分を外していくのか、を検討します。

指輪の背を低く

透かし部分を取り去ります

少し背が高いので、透かしの所をカットして使いやすい形にリメイクするご依頼を頂いています。

サイズのお直しも承っていますので、先にそちらの加工を済ませてから、宝石を外して、バランスを見ながらリメイクしていきます。

ダイヤモンドを追加

リングが開いてダイヤモンドがありません

エタニティリングが切れたようになって、ダイヤモンドが1個外れて無くなっているのでお直しにお預かりしました。

ノコ刃で切ったような跡もないので、ロウ付け個所が自然に弱って開いてしまったようです。

その時に横のダイヤモンドも緩んで外れ落ち、無くなってしまったようです。

しばらくお時間を頂き同じ大きさで同品質のダイヤモンドをご用意して、ロウ付けと石留めと仕上げ磨きの加工をします。